フランスでの生活 初めてのバスの利用とカルチャーセンターまでの旅

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フェルネーヴォルテール(Ferney Voltaire)の街

現在フランスにてワーキングホリデービザで生活をしています。
フランスでもスイスのジュネーブにかなり近い小さな田舎町、フェルネーヴォルテール(Ferney Voltaire)に住んでおります。

フェルネーヴォルテールは思想家のであり哲学者でもあったヴォルテール氏が住んでいた街として有名で、彼が住んでいた家「シャトーヴォルテール(Chateau de Voltaire)」も一般に開放され、何ユーロか入場料を払えば見学することができます。また、ここでは沢山のイベントも開催される場所でもあるそうです。

もう一つフェルネーヴォルテールでの名物が「土曜日の朝市(マルシェ)」です。
朝の8時くらいから昼の1時くらいまで野菜から果物、お肉、魚介類、洋服に家具、寝具に食器など本当に様々なものが販売されています。
フランスのスーパーである「カルフール(Carrefour)」や「ルクレール(E.Leclerc)」などの価格に比べるとかなりお高めの朝市なのですが、スーパーで購入するよりも新鮮で、中にはこの近くの農家などで収穫されているものもあるので、フレッシュなものを求めて買いにくる人が多いようです。
また、スイスのジュネーブが近いことからスイスからわざわざ朝市に訪れる方も多いです。
スイスは世界一物価が高い国と知られていますから、スイスのスーパーで購入するよりはフランスの朝市で買い物をした方が安く済むからです。

フランスの朝市については、また今後ご紹介したいと思います。

フェルネーヴォルテール(Ferney Voltaire)のバス

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フェルネーヴォルテールのバスは「トランスポール・プブリック・ジュヌヴォワ(Transports Publics Genevois)」というジュネーブの市内中心から近隣のフランスの街を移動する交通手段の一つとして利用ができます。通称TPGと呼ばれ、私の住む場所から徒歩で10分ほどにもバス停があります。

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バス停は日本のバス停に似ていて、バス停の名前とバスの種類を表す番号・アルファベットが書かれている看板が立っていて、バスの運行ルートと時刻表もちゃんと書かれています。

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また、その地域のイベントや学校のポスターが停留所に貼られています。

フェルネーヴォルテール(Ferney Voltaire)からジェックス(Gex)まで初めてのバスの旅の経緯

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フランスに移り住んでから早2ヵ月が経ちます。
フェルネーヴォルテールはジュネーブが近いことから、住んでいる住人たちも皆さんほとんど英語を話すことができます。
日常生活においては英語で会話ができるので全く問題はないのですが、やはりせっかくフランスで生活しているのだから、フランス語を話せるようになりたいと思うようになりました。

同居人のフランス人のアドバイスを受け、まず市役所の役割を果たす場所にこの辺りで日本人でもワーキングホリデービザで働ける場所はないか、またフランス語を学ぶ場所はないかを質問しにいきました。

まず、この辺りでは日本人でフランス語話せないで働くところを探すのは難しいということでした。
近隣のジュネーブでしたら英語を仕事で使用する場所が多いですし、インターナショナルスクールや日本語学校などもありますので、もしかしたら仕事は見つかるかもしれません。しかし、私のワーキングホリデービザはフランス国内のみ適用されますので、スイスで働くことはできないのです。
とても歯がゆいのですが、これは仕方のないことです。

次に、この辺りでフランス語を学ぶことができる場所についてですが、2つほどご紹介頂けました。
その中の一つのスクールというかカルチャーセンターとミーティングのアポイントメントをとることができ、一人でバスを使用し、そのカルチャーセンターまで向かうことになりました。

肝心なところで携帯電話の電池が切れるという悲劇

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バスの時刻表なども最近は便利でTPGのアプリケーションをダウンロードすれば、○○駅から○○駅までどのバスを利用し、何時のバスに乗れば何時に到着するといった情報をすぐに調べることができます。

早速TPGのアプリケーションをダウンロードし、調べて準備は万端です。
まだ、どの駅で降りるということはわかっていても、何個目の駅なのかというのは後ほどバスに乗ってから調べようと思っていました。

バスも時刻通りに停留所に到着し、早速中に乗り込みました。

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バス自体は日本の都営バスと比べると2倍くらいの長さで、車両が2つ繋がっています。
バスの乗り降りは日本のように前から乗り後ろから降りるといったルールはなく、皆さんどこからも乗り、どこからも降りられます。
乗る時も降りる時も勝手にバスの扉が開かない場合もあるため、バスの扉を開くボタンというのがついていて、降りなければならない時は皆さん連打をしています。

バスの中は、かなり清潔に保たれています。
フランスに来る前には、日本の友人から「フランスはあまりキレイではなくて、特にバスの中はたばこを吸ってる人もいれば、ごみがそこら中に落ちている」という噂を聞いていたので、バスに乗るのは億劫でしたが、いざ乗ってみるとごみ一つ落ちていないバス内に感動しました。

さて、バスに乗り込み、最初の試練です。
「どこで乗車料金を払うのでしょう?」

すぐにその他の乗客を確認すると、皆さん定期券かすでに乗車券を持っているようでどなたも支払いをしていませんでした。
運転手さんの傍にも日本のようにお金を挿入する場所がありませんでした。

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しかし、見つけました。自動券売機がありました。
フランスでは、自分で券売機を使用して乗車券を買うことがここで判明したわけです。
とはいっても、券売機に書かれているのはフランス語でしたので、どの乗車券を選択しいくら支払えばいいのかもうさっぱりわかりませんでした。
そこで、勇気を振り絞り、近くに座っていた女性に声をかけてみました。

私「すいません。初めてバスを利用するのですが、ジェックス・ポスト(Gex Poste)まではどのボタンを押して、いくら支払えばいいですか?」
女性「ジェックス・ポスト(Gex Poste)までですか?」
私「はい、そうです。すいません、わからなくて。」
女性「大丈夫です、気にしないで。フランス圏内だから、このボタンを押してみてください。€1.40か1.70スイスフランですね。」
私「わかりました。本当に助けてくれてありがとうございます。」

こんな会話が繰り広げられ、何とかチケットを購入することができました。
チケットは小銭かプリペイドカードのようなカードでしか購入ができませんので、ご注意ください。
また、お釣りが出てこない場合が多いので、できるだけちょうどの値段で小銭を準備しておくといいでしょう。
後日でも良い場合には、チケットにはお釣りの値段が書いてあるので、オフィスでお釣りを返金してももらえるそうです。

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乗車券も無事に購入することができ、無事に席に着きました。
目の前に向かい合わせで座っていた女性が、何やらカバンから袋と白い紙を取り出し、袋の中から葉っぱのようなものを白い紙に包み巻き始めました。
フランスでは多くの人が喫煙をするとは知っていましたが、まさかバスの中で巻きタバコを作る人がいるとは思ってもいなかったので、プチカルチャーショックをそこで受けました。
においも少しきつかったので、できればバスの中では作業しないでほしいと思いながら窓の外を眺めると、高層ビルが一つもなく、草原と奥の方には雪山の風景が広がっています。
東京ではこのような景色はバスの中から見ることができないので思わず写真に収めました。

ここで、やっと何停留所目かをアプリを使って調べてみようとしたら、悲劇が起きました。

100%まで充電をしっかりして外出したのに、よく見ると携帯電話の電池が10%になっていました。
海外のSIMカードだからでしょうか?それとも、外が寒かったからでしょうか?
どちらの理由にせよ、もう私はパニック状態です。
行きは行けたとしても帰りが帰ってこれないかもしれないという考えが頭をよぎります。
行先のカルチャーセンターもジェックス・ポストのバス停から徒歩10分は歩くと書いてありましたので、携帯電話のGPSを利用すればたどり着くだろうとも思っていましたが、その計画も振出しに戻りました。

バスの窓から見える景色も初めて見る景色でしたので、降車駅である「ジェックス・ポスト(Gex Poste)」という言葉を電光掲示板で見逃さず、車内アナウンスで聞き逃さないようにということに集中しました。
運良く、聞き逃さず、他の乗客も降りるようで「止まる」ボタンも押してくれていました。
フランスのバスの「止まる」ボタンは、日本のように一度押したら光ることがないのですが、一度押すと音が鳴ります。
ボタンを押さなければ、乗車する人がいない停留所には止まりませんので、寝過ごしたり押し忘れのないように注意してください。

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ここで、バスの運転手さんにカルチャーセンターの住所を見せて、ここにはどうやっていけばいいかを質問しました。
バスの運転手さんもあまり分からない感じだったのですが、乗客も誰もいなくなっていたため、「よし、降りずに乗っていなさい」と行っていただき、近くの他のカルチャーセンターの前まで連れて行ってくださいました。
日本ではこんなことはまずないなと思った瞬間です。
バスのルートを無視し、バス停ではない場所に降ろしてくれた運転手さん、とてもいいホスピタリティーを見せてくださいました。

私「本当に本当にありがとうございました。」
バスの運転手「いいよいいよ。いい子だったからやってあげたんだよ!無事に見つかることを祈ってるよ!」

フランスに来て、すごく嬉しかった出来事の一つに加わったストーリーでした。

カルチャーセンターで別のカルチャーセンターの場所を聞く

バスの運転手さんに感謝し、降ろして頂いたカルチャーセンターの中に入ってみました。
オフィスにいらっしゃったスタッフの女性に聞いてみると、あまり英語が得意ではないようでしたが、何とか事情を理解してくれた模様です。

目的地のカルチャーセンターの住所を渡し、午前9時にアポイントメントがあるとお伝えすると、「住所が2か所書いてあるから、どちらに行けばいいのか調べるわね」と言ってくださり、わざわざ電話をしてくださいました。
結局、今は1か所しか場所がないということで、その住所までの地図を説明しながら書いてくださいました。
知らない街で迷子の私をこんなに優しく助けて頂いて本当に感謝しています。

このカルチャーセンターでもフランス語のレッスンをしているそうでしたが、もしも機会があればぜひ受けてみたいと思いました。

目的地のカルチャーセンターに到着

スタッフの方から頂いた地図を見ながら約15分ほど歩き、やっと目的地のカルチャーセンターに到着しました。
スタッフの方に少し遅れてしまったことを謝罪したのですが、あまり理解していない様子です。

スタッフ「フランス語話せますか?」
私「え?フランス語は話せません。それを学びに来ました。」
スタッフ「私英語が話せません。」

こんなことがあるのでしょうか?
フランス語のレッスンを受けに来たのだからフランス語が話せるわけはないでしょうと思いながらも頑張って英語でコミュニケーションをとりながらミーティングを進めます。
スタッフの方は本当に素敵な方で、一生懸命インターネットの辞書でフランス語から英語に翻訳しながらレッスンの説明をしてくださいました。

生徒用のシートに名前や住所、母国語や第二外国語、フランス語のレベルなどを記入し、あとはカルチャーセンターの方で私に合うレッスンが見つかったら連絡頂けるということになりました。

帰りのバスで起きた奇跡

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カルチャーセンターでのミーティングも何とか無事終了し、あとは帰宅するだけです。
帰りのバス停にもしっかりたどり着き、スイス・ジュネーブのコルナバン(Gare Cornavin)駅行きのバスを待っていました。
基本的にバスは1時間に2~3本しかないようでしたので、時間的に25分程待ちました。
TPGのいいところは、バスがほとんど時刻表通りに到着するところです。
日本の都営バスでは道路交通状況により予告なく遅れる場合や混雑状況により乗れないバスもありすごく困ることが多くありましたが、こちらではバス専用のレーンが道路にあるので、渋滞に巻き込まれないようです。
このシステムは日本にも学んでいただきたいと切実に思いました。

25分待ちコルナバン駅行きのバスが到着したところで、まさかの奇跡が起きました。
運転席からこちらに必死に手を振る姿が見えたのですが、扉が開いてびっくりです!
行きのバスで素敵なホスピタリティーを見せてくださったあの運転手さんでした。
まさか、帰りのバスも彼のバスに乗ることができるなんて、本当になんていい日なんでしょうか。
私がバスに乗り込むと「ちゃんと目的地のカルチャーセンターには行けたかい?」と心配そうに聞いて運転手さん。
「ちゃんとたどり着きました。本当にありがとうございました。」とお伝えすると、笑顔で「なら良かった。心配してたんだよ。」と答えてくださいました。

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実際に携帯電話も使えずに、知らない地で目的地に到着するということを経験して、すごく不安になりましたし、無事にたどり着いて安心しました。
携帯電話がなかった時代が今ではどうやって成り立っていたのかが想像できません。
それだけ、携帯電話がないと生きていけなくなってきてしまっていることも感じました。

フランスの人々はフランス語が話せない外国人には冷たいという噂も良く日本では聞きましたが、それは文化の違いではなく人それぞれの違いということもこれではっきりしました。
もちろん、日本でもすべての日本人が外国人に優しいとは限りません。
フランスでも一緒なのです。

今回は、バスの中での乗車券購入を助けてくれた女性や、バス停ではない場所まで連れて行ってくださったバスの運転手さん、優しく別のカルチャーセンターまでの行き方を教えてくださったスタッフの方と出会った方々に恵まれました。
私も、何か困っている方がいたら手を差し伸べて恩返しをしたいと思わせてくれた1日でした。

 

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